【電気代節約】燃料費調整額0円の東京電力アクアエナジー100に切り替え

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こんにちは。ゆとり(@yutolog_net)です。
このブログでは、ゆとり世代で共働き家庭の夫が節約・貯金・投資で家計管理しながら日々の生活を綴っています。

電気代が、高い!

と思わず叫ばずにはいられない今日この頃です。

我が家は電気代節約のため、引越しを契機に、エネオス(株)のENEOSでんきを契約しています。
しかし、最近は燃料価格の高騰を受け、電気代のうち、燃料費調整額が高くなるばかりでした。

そんな中、ENEOSでんきが燃料費調整額の上限を撤廃すると発表し、他の電力会社のプランを見ていたとき、燃料費調整額がない東京電力・アクアエナジー100というプランを発見し、乗り換えることにしました!

東京電力・アクアエナジー100に乗り換えることにしたのか、またどの程度金額が抑えられるのかを記事にします!

燃料費調整額が高騰して電気代が高い

しょうがないとは言え、最近は原油やガスの燃料費高騰により、電気代のうち、燃料費調整額は上昇する一方でした。

燃料費調整額とは、貿易統計における原油価格や液化天然ガス価格などから算出される、その時々の平均燃料価格により毎月変動する調整額のことで、燃料価格が基準より安いときにはマイナスに、高いときにはプラスになります。

東京電力・関東エリアの燃料費調整額の推移

東京電力・関東エリアの燃料費調整額の推移(2020年12月分から2022年11月分)を見ると↓
燃料費調整額の推移(東京電力・関東エリア)グラフ見事に右肩上がりです(泣)

今年の株価もこれくらい右肩上がりなら良かったのに

理由としては、お伝えしているとおり、燃料価格の上昇です。
確実な未来は誰にも分からないですが、昨今のロシアによるウクライナ侵攻や世界的な物価高騰などの情勢を鑑みると、正直、この局面は暫く続くと予想しています。

今年(2022年)と昨年(2021年)の電力使用量・電気代

さて、燃料費調整額の上昇によってどの程度電気代に影響が出たのか。
我が家(共働き2人暮らし)の電力使用量と電気代を見ると、
2022年及び2021年電気代と使用量(kWh)グラフ昨年(2021)年よりも明らかに今年(2022年)の方が電気料金が高くなっています。

直近の9月分を比較すると、
2021年9月の燃料費調整額は-2.58円/kWhで、電力使用量247×-2.58円=-637.26円でした。
2022年9月の燃料費調整額は+5.13円/kWhで、電力使用量206×+5.13円=+1056.78円でした。

その差、1,693円です。
電力使用量が247kWh⇒206kWhに下がっても電気代は上昇した一番の原因です。

もはや節電で電気代を減らす以上の影響があります。

【さらなる追い打ち】ENEOSでんきも燃料費調整額の上限廃止

我が家で契約しているENEOSでんきは、燃料費調整額の上限(5.13円/kWh)が設定されており、既に上限に達していました。上限設定がある限り、燃料費調整額が上限以上に増えることはありません。
しかし、9月にENEOSから悲しいお知らせが届きました。

~前略~
燃料費調整制度に関し、燃調費調整額の算定に用いる平均燃料価格の上限設定を廃止いたします。(2022年11月検針分から)
~後略~

引用元:「ENEOSでんき」における燃料費調整額の変更について(2022年11月1日実施)

ゆとり
ゆとり

ENEOSよ、お前もか。。。

他の新電力も燃料調整額の上限を廃止しているところがチラホラ出ていたのですが、いよいよENEOSも上限廃止か~と言うのが、正直な感想です。

 

燃料費調整額がない(ゼロ円)の東京電力のプランを発見

そこで、電力自由化後の新電力はリスクもあるので、東京電力の従量電灯B(燃料費調整額の上限がある)プランに戻そうかなと思い東京電力のサイトを眺めていると、何と、燃料調整額がかからないプランがあるではないか。。

それが、東京電力のアクアエナジー100という電力プランです。

アクアエナジー100とは

アクアエナジー100とは、東京電力が提供している料金プランで、水力発電所での発電量が、我々利用者の電気の量を常時上回ることで、水力100%の電気とみなすものです。

このプランの一番のメリットは、燃料費調整制度の適用がないことです。
考えてみれば、水力発電の電力を使っているので、石油やガスなどの燃料費はかからないのは当然と言えますが、、、

アクアエナジー100における電気料金の計算式は以下のとおりです。
電気料金=基本料金(アンペアによって変動)+電気量料金(単価×1か月の使用電力量)+再生可能エネルギー発電賦課金(単価×1か月の使用電力量)

基本料金

10A 561円00銭 15A 841円50銭
20A 1,122円00銭 30A 1,683円00銭
40A 2,244円00銭 50A 2,805円00銭
60A 3,366円00銭
上表のとおり、アクアエナジー100は、基本料金が高めに設定されています。電力使用量によっては、料金が高くなる可能性もあります。

電気量料金(1kWh当たり)

  • 最初の300kWhまで 23円83銭
  • 300kWhを超え1kWhにつき 30円57銭

他の電力プランと料金比較

東京電力・アクアエナジー100を我が家で契約しているENEOSでんきや燃料費調整額の上限がある東京電力・従量電灯Bプランと比較してみると、以下のとおりになります。
※基本料金は我が家の契約アンペアの40A

電力会社・プラン ENEOS(エネオスでんき)・東京V 東京電力・従量電灯B 東京電力・アクアエナジー100
燃料費調整額 上限なし(2022年11月から) 上限あり(5.13円/kWh) 燃料費調整額なし
基本料金(40A) 1,144.00 1,144.00 2,244.00
電力量料金(1kWh当たり)
120kWhまで 19.88 19.88 23.83
121~300kWh 24.54 26.48 23.83
301kWh以上 26.22 30.57 30.57
その他割引等
-0.30
※2年とくとく割(3年目以降-0.3円/kWh)

これらを踏まえ、1年間の年間電気代をシミュレーションしてみた結果の表が以下のとおりです。
年間電気代シミュレーションの表※燃料費調整額は、ENEOSでんきは8.07円/kWh、東京電力・従量電灯Bは5.13円/kWh
赤字はその月で一番金額が高いもの。太字に緑の背景はその月で一番金額が少ないもの。

燃料費調整額の高騰が続いた場合のシミュレーションの結果、東京電力・従量電灯Bと東京電力・アクアエナジー100はほぼ同金額になり、ENEOSでんきは金額が一番高くなることが分かりました。

検討の結果、我が家ではアクアエナジー100に切り替え

シミュレーションだと、東京電力・従量電灯Bの方が若干アクアエナジー100よりも年間金額が少なくなります。

ただし、これはこの電力使用量が続いた場合です。
東京電力・従量電灯Bとアクアエナジー100を比較すると、40Aの場合、以下のとおり1か月の電力使用量244kWhで電気料金が逆転します。

従量電灯Bとアクアエナジー100との電力使用量分岐点の表

我が家の場合、これから電気使用量が増え、平均的に月244kWhを超えることが予想されるので、総合的に考え、アクアエナジー100に切り替えることにしました。

【まとめ】電気代節約するなら電力プランを見直せ

我が家では、「我慢しない」をモットーに生活しています。
電気の使用量を減らして節約するよりも、電力プランの見直しで料金を下げた方が明らかにストレスはかかりません。

ゆとり
ゆとり

電気料金切り替えの操作もWEBで完結しますし、30分もかかりませんでした。

これから、電気代が一番かかる冬を迎えます。その前に見直せるところはチェックしましょう。

最後に、今回のシミュレーションで我が家の場合、東京電力・アクアエナジー100にすることが最適解と考えていますが、当然各々の状況により最適なものは異なりますのでご注意を!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

2022/10/22追記
この記事にも使用した、電気料金を比較・シミュレーション可能なスプレッドシートを公開・配布することにしました!
詳細は以下からご覧ください!

コメント

  1. とあるサラリーマン より:

    はじめてコメントさせてもらいます。
    アクアエナジー100、自分も気になってます。

    もしシミュレーションとかしているのであれば、どう言う形でしていますか?
    エクセルでしょうか。

    もしエクセルであれば、シートを公開していただけると嬉しいです!よろしくお願いします

    • ゆとり ゆとり より:

      コメントありがとうございます。
      シミュレーションに使用したGoogleスプレッドシートを公開・配布することにしました
      別記事にしていますのでよろしければ確認してみてください!

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